昭和の象徴「黄色い電話帳」が消える。2026年3月末で歴史に幕

かつては鍋敷きや枕代わりになるほど分厚かった、あの「黄色い電話帳」。一家に一冊が当たり前だった「タウンページ」が、ついにその歴史に幕を下ろします。NTT東日本・西日本は、2026年3月末をもって冊子版の発行を終了すると発表しました。時代の変化とはいえ、寂しさを感じる方も多いはず。今回は、終了の背景と今後の電話番号の調べ方について解説します。 2026年3月末で終了。ネット普及と環境配慮が決定打に 「役割を終えた」電話帳。利用者の減少と紙資源の削減が理由職業別電話帳「タウンページ」は、2026年3月末をもって全てのエリアで発行を終了します。最大の理由は、インターネットやスマートフォンの普及により、電話番号の検索方法が多様化したことです。 また、大量の紙を使用するため、環境負荷の低減(ペーパーレス化)も大きな要因となりました。長い間、日本の生活インフラを支えてきた「紙の電話帳」は、その役割をデジタルへと完全に譲ることになります。 最後の「記念」に欲しい人必見。最終版は申し込み制へ…最終版は「希望者のみ」への配布に変更 最終版となるタウンページは、地域ごとに2025年1月から2026年3月にかけて順次発行されます。注意したいのは、これまでのように自動的に全戸配布されるわけではない点です。最終版の冊子は「希望配達制」となり、受け取りには申し込みが必要となります。 また、環境への配慮から、掲載される職種も緊急性が高いものや利用頻度の高いものに限定された抜粋版となる予定です。 電話帳がないなら何を見る?ネット検索「iタウンページ」目の不自由な方への「点字電話帳」は継続 冊子の廃止後、お店や企業の電話番号を調べたい時は、後継サービスであるインターネットサイト「iタウンページ」などを利用することになります。パソコンやスマホからいつでも検索可能です。 なお、視覚に障がいがある方向けの「点字電話帳」や、無料で番号案内を利用できる「ふれあい案内」は、2026年4月以降も継続して提供されます。必要な支援は形を変えて残るため安心です。 【まとめ】長年の歴史に幕。便利なデジタル活用で新しい生活へ 本記事では、昭和の必需品「タウンページ」が2026年3月末で終了することを紹介しました。ネット検索の普及や環境配慮が背景にあり、今後はWeb版の「iタウンページ」などが主な検索手段となります。分厚い電話帳がなくなるのは一つの時代の終わりですが、デジタルツールを活用したり、必要な方は「ふれあい案内」を利用したりと、新しい時代の便利さを取り入れていきましょう。 <出典> NTTからのお知らせ NTTタウンページ NTTタウンページ ※記事内における情報は原稿執筆時のものです。