イチオシ
  • 観光客にも身近な地下鉄。混雑時はスリの格好の標的になります
    出典:イチオシ | 観光客にも身近な地下鉄。混雑時はスリの格好の標的になります ※Google Geminiにて作成

    【わたしのイチオシ対策】リュックの前抱えとポケット管理の徹底 自身やご家族が体験した海外旅行でのトラブルとその対策についてアンケートで募集し、【わたしのイチオシ対策】として紹介します。 今回は、ソウルの地下鉄でスリ未遂に遭遇し、海外での貴重品管理の甘さを痛感した20代男性の体験談をお届けします。 旅の始まりと、突然のトラブル 20代のとき、関西国際空港から仁川国際空港へ飛び、空港鉄道でソウル市内へと移動しました。1日目の夜は明洞で夕食と散策を楽しみ、2日目の午前中は景福宮、午後は弘大周辺でショッピング、夜は東大門でのナイトショッピングと、韓国・ソウルでの一人旅を順調に満喫していました。 トラブルが起きたのは、その2日目の夕方の時間帯のことです。ソウル市内を移動するために地下鉄を利用したのですが、車内はちょうど通勤ラッシュのような時間帯で、観光客と現地の人でかなり混雑しており、身動きが取れないほどの状態でした。 私はスマートフォンを片手に持ち、次の乗り換え駅を画面の地図で確認しながら立っていました。そして降車間際、目的地に着く直前のことです。ズボンのポケット付近に、妙な違和感を覚えました。不審に思ってすぐに手で押さえて確認すると、ポケットに入れていたはずのスマートフォンが、なんと外側へ半分ほど引き抜かれている最中だったのです。 現地での苦労とリアルな気づき あまりの出来事にハッとして周囲を見渡しました。しかし、車内は身動きが取れないほど激しく密集していたため、人混みの中で一体誰が私のポケットに手を伸ばし、スマホに触れたのかは全く分かりませんでした。幸いにも完全に盗まれる前の段階で違和感に気づいたため、被害自体は未遂で済みましたが、海外での出来事ということもあり、胸の奥から湧き上がるような強い不安と恐怖を感じました。 それまで楽しい気分で観光を満喫していた分、この一瞬の出来事で一気に緊張感が高まり、冷や汗が流れるのを感じました。ソウルは全体的に治安が良いというイメージを抱いていたため、知らず知らずのうちに心が緩んでいたのだと思います。「ポケットにスマホを入れる」という行為が、海外ではいかに無防備で危険なことか。混雑を利用したスリの多さを生々しく実感すると同時に、自分の危機管理の甘さを強く反省せざるを得ませんでした。 この恐怖の経験を通じて、それまで当たり前だと思っていた日本や日本人の秩序の高さやマナーの良さを改めて感じる出来事でした。韓国の地下鉄や観光地では、物理的にも人との距離が非常に近く、常に貴重品への意識を尖らせていなければなりません。一方で日本では、公共の場であっても周囲への配慮があり、順番を守り、落とし物が手元に戻ってくるといった環境が保たれています。無意識のうちに安全に行動できている日本の環境は、決して世界の当たり前ではありません。日本の治安の良さや人の誠実さは、こうして海外に出て初めて気づかされる、非常に大きな価値なのだと深く実感しました。 トラブルの解決と、現地の人との温かいやり取り 今回は完全に盗まれる前に阻止でき、実害のない未遂で終わったため、現地の警察への届け出は行いませんでした。しかし、このままの防犯意識で旅を続ければ、次は本当にすべてを盗まれてしまうという強い危機感があったので、その後の滞在中の行動を徹底的に見直すことにしました。 まず、背中に背負っていたリュックは、地下鉄内や人混みの中では必ず体の前に抱えるように持ち方を変えました。そして、スリの標的になりやすいスマートフォンは、周囲から見えやすい場所でむやみに操作せず、人目につかない安全な場所を選んで確認するように徹底しました。 さらに、外出する際に持ち歩く貴重品の管理も見直しました。財布にすべてをまとめるのではなく、その日に使う必要最低限の現金とカードだけを持ち歩くようにし、万が一の被害を最小限に抑えるために貴重品を一か所にまとめず、カバンや衣服など複数の場所に分散して所持することを意識するように。このように自身の防犯意識をガラリと変えたことで、3日目の午前中のカフェ巡りを経て無事に帰国するまで、その後の滞在期間は大きなトラブルに遭遇することなく、安全に過ごしきることができました。 この経験から得た「わたしの教訓」 治安が良いとされている国や都市であっても、夕方以降の地下鉄や観光地など、人が密集して注意力が散漫になりやすい混雑した場所は、スリにとって絶好の稼ぎ場となります。「自分は大丈夫だろう」という根拠のない油断は禁物です。今回のスリ未遂事件を経て学んだ、海外旅行における確実な教訓と自衛のポイントを以下にまとめます。


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